2019/05/01 (Wed) ハイステ東京の陣。

「ハイパープロジェクション演劇　ハイキュー!!　"東京の陣" 」行ってきました。
ハイステは前作から生で観に行くようになりましたが、今作も楽しかったです。
ちなみにアニメは見てますが原作未読なので、今回の物語は初見。
アニメよりも舞台が先に進むというのも新鮮だし、新しい話が見れてそこも楽しかった！

◆5/6追記
ご縁があって千秋楽を観に行くことができました。
少しだけ感想追加しました。

物語は春校の東京予選。
前半は梟谷vs音駒、後半は音駒vs戸美。

前作の烏野は強敵・白鳥沢との決戦、負けたら終了の極限状態なお話でしたが、今作は対等なライバルで3校は全国出場できるという状況なので割と明るい雰囲気で楽しかった。
というか、私のハイステデビューが夏合宿編（DVD）だったので、ハイステのイメージはこの明るいイメージで、これが見たかったと！いう感じなので念願叶って嬉しい。

オープニングから各校のダンスパートがあって華やか。
今回はヒップホップ系？な感じで、曲にも歌詞がついたりしてまた新しい雰囲気。
学校が動物モチーフなので、それぞれ鳴き声が歌詞に入っていたりして可愛い。
特にね、梟は「Hoo」とか、蛇は「Shii」とかちょっと歌詞っぽいけど、猫だけ「ニャア」って…可愛すぎて猫が愛しい。
歌詞はついているもののメインはダンスで、歌詞もキャラの心情とかではなく各校の試合スタイルとかを歌詞にしているだけなのでミュージカル感は無くて良い。

今回も舞台は八百屋になってるし、そんな舞台の中心は盆になってるし、出ずっぱりで飛んでダンスして、後半になってもガンガンアクロバットが入って、映像合わせで動くシーンも実際にボール使うシーンもあったり、運動量も神経使う場面も多くて役者さんは本当にパワー使う舞台だなぁと。
上演時間は2時間＋休憩20分で、役者さんのことを考えたら休憩20分挟むのは納得･･･というか足りなくないか？と思うほどのパフォーマンス。
本当にすごい、千秋楽まで無事に終えられることを祈っています。
あと、ハイステは「ハイパープロジェクション演劇」と銘打ってるだけあって映像の使い方やクオリティが他の舞台とは違うなといつも思う。
リアルと映像のシンクロとか、映像での補足説明とかも舞台との親和性が高くて邪魔な感じがしなくてすごい。

梟谷vs音駒戦。
木兎と黒尾がまとめてとにかくかっこいい。
アニメでもかっこいいキャラだなぁと思ってたけど、アニメのイメージままで見れて嬉しかった。
試合が始まる前に派手派手フリフリな勝負服（笑）で登場するも赤葦に「全国決勝までとっておきましょう」と言いくるめられてユニフォームに着替えてくる木兎さんのらしさ。
終始そのテンションで、本人の意識か無意識か、居るだけで安心感がある。
クロは、梟谷戦・戸美戦通してみんなのメンタルケアとチームの安定を守るお父さん（笑）
声をかけて、寄り添って、穴を埋めて、オールマイティな男前。ずるい。
あと、頭脳組の赤葦と研磨の静かな絡みもかっこいい。
試合展開はいままでのハイステ通り、重要なシーンは描かれるけれど、プレーすべてをそのまま表現しているわけではないので、映像で出てくる点数で試合状況を把握する感じ。
試合全部をそのままやっても中弛みするし、ダンスとプレーと適度な割愛のバランスが良い。
タイム中に音駒の日替わり？わちゃわちゃするターンがある。
「牽制」って言葉よく知ってるな、俺かけるよ、みたいな流れから、あかねちゃんから紙とペンが渡されて実際に書いてみたりとか。（リエーフの背中が机（笑））
研磨がわざと？書いているところにぶつかっていってハプニングがあったのか？笑いが止まらずついたての後ろ（梟谷がいる）ところに逃げるところに爆笑。
そっちは行っちゃダメだろ、とチームメイトに呼び戻される（笑）
スルッとついたての隙間に入っていく研磨は本当に猫っぽくて可愛かった。
あと、落ち込むリエーフと寄りそうクロが舞台の段差にちょんと腰かけてるシーンも可愛かった。

音駒vs戸美戦。
戸美はアニメ未登場なので本当に初見。
良く言えば頭脳派、会場の雰囲気や審判等、プレー外・ルール内な部分を利用していく。
もちろん基礎のプレー能力があった上で、さらに勝率を上げるための彼らなりの努力だけれど、こういうチームはなかなか見ていてモヤモヤして音駒に肩入れしてしまう。
でも試合終了の挨拶のときに涙を流す姿は、勝利のために手を尽くした結果なのだなと、役者さんの熱量で好感度が上がる。
戸美の大将＠福澤さん、ダンスめっちゃ上手かった。
ダンスシーンではつい目で追ってしまう。
戸美戦では、戸美が音駒に迫って追い詰めるようなダンスがあるけれど、音駒の一番前で皆を守るように手を広げるクロ…かっこよすぎか。

終始フルメンバーが舞台中を動き回っているので目が足りない。
2時間1人のキャラを見ていても飽きないだろうなと思うくらい、細かなお芝居とかダンスとかアクロバットとか盛りだくさん。
DVDに全景を入れてほしい…。

最初にも書いたけど、総じて話が重くなりすぎなくて、曲も明るくて見ていて楽しかった。
カテコ曲では客席降りもあったのも。
カテコではライビュの告知を研磨＠永田さんの指名した人がするよう？で、今回は鷲尾＠瀬羅さんを指名。
ゆるぐだな告知に、梟谷メンバーが指をさして笑ってるのが梟谷らしくて爆笑。
トリプルカテコはクロと研磨のみ登場。
拍手を　パン・パパパン　で止めたあとに「にゃー」を言うのが音駒スタイルなのね。
「令和ですね！」と最初のカテコからテンションが高い永田さん。
あんまり意識してなかったけど、令和最初の観劇はハイステになりました。
楽しいスタートになって良かった。
最後は手をつないで（永田さんが先に手を差し出して）一礼するところも可愛かった。

続編もやってほしいな。


◆5/6 大千秋楽追記
まずは千秋楽おめでとうございました！お疲れ様でした！
DVDに収録されるので詳細はそちらで、ちょっとだけカテコ感想。
・キャスト全員からご挨拶。
・挨拶中、周りが茶々を入れるのでどんどん長引く（ありがとう）
・木葉役の東さんが「今までは泣き虫キャラでしたが、今回は他に泣いてる人もいるし…」と前振りした後、喋りながら涙が零れてしまい見事なフラグ回収になって梟谷メンバーに囲まれてわちゃわちゃ突かれてたのが可愛かった。
・挨拶で、コーレスをやりたいと提案があり、梟谷は「OKですか？　OKです！」と「3・2・1、ビバ！」、音駒は「ねこまに染まれ　ねこま」と「俺たちは血液だ･・･」の円陣の掛け声。
・音駒のコーレスするとき「掛け声なんだっけ？」「3・2・1、ビバでしょ（笑）」という振りに、木兎のポーズをする近藤さん最高。
・あかね役の重石さんの挨拶のときに隣にくるお兄ちゃん＠美慎さん（笑）
・重石さん「スタッフさんやお客さんのおかげで…」美慎さん「あとお兄ちゃんな」の兄弟絡み可愛かったー、作中でももっと絡んでほしかったー。
・近藤さんが「自分もバレーをやっていて、バレーが注目されるようになったのはハイキューの影響もあって、そんなハイキューの舞台に出ることができて良かった」というような挨拶をされていて、バレー経験者の人が良かったと言ってくれたのがとても嬉しい。
舞台はあくまで舞台で、もちろん実際の競技とはかけ離れている部分もあるし、競技経験者の人が劇として競技を表現することをどう感じているのだろうと思ったりもするので、舞台ができて良かったと仰ってくれたことが嬉しかった。
・永田さんが「この物語を舞台でやりたかったけど、実際やることになって、座長になって」という話をされていて、主人公不在・今までの座長も不在という公演をやる大変さを改めて感じたし、それでもとても良い作品で、作り上げてくれてありがとうという気持ちでいっぱい。

・最後は黒尾役の近藤さんと、研磨役の永田さんの二人カテコ。
・近藤さん「終わるのはさみしいけど、もう何公演かあったら死んでる。袖に入ったら倒れる」からの永田さんの「袖に入ったときの感じをやってみて」という謎の流れで、舞台に倒れる近藤さん（笑）
・お互いの良いところとか、思っていることを言う流れになって、「恥ずかしいけど！」とか「言いたくないけど！」とか言いながら、思いを話してるのを聞いて本当に最高のコンビでありがとう。
・最後は手を繋いで挨拶…と思いきや、（たぶん）永田さんが「終わっちゃうよー」と言い出して、客席も「えー…」ってなってぐだぐだしてたら、近藤さんが「（ずっと手を繋いでるの）恥ずかしいわッ」って急に手を離すの面白かった。
・最後の最後まで、疲れているはずなのに大声で「ありがとうございました」を言ってくれて本当にありがとうございました。