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徒然なる朧月夜

アニメ・漫画・舞台・ラジオなど、趣味について気まぐれ更新。

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「映画 刀剣乱舞」観に行ってきました。

まさかまさかの映画化。
半分は舞台キャストさんだし、脚本は特撮で評判の小林さんなのであまり不安はありませんでしたが、それでも2.5次元映画どうだろうという気持ちもありながら。
でもとても良かったです。
刀ステ好きな人はぜひ。

ネタバレ厳禁なストーリーだったので、これから見る人はネタバレしないようご用心。

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ではネタバレ全開で感想です。

前半は色々なところで疑惑と疑問が浮上し、後半に一気に回収。
100分ちょっと?なのにとてもまとまっていたし、話が重くなりすぎる前に回収が始まるのが精神的にありがたかった。

メインの歴史事変は本能寺。
刀剣男士の出陣により改変を免れたかと思いきや、時間遡行軍の残党により織田信長は落ち延びる。
それを知った刀剣男士は再び天正6年に飛び、織田信長の暗殺を図る。
信長暗殺の機会を待つ中、戦闘の混乱に乗じて一人で信長と立ち去る三日月。
本丸でも主と他の男士が会うことを避けたり、なにかを隠しているようで皆は不信感を募らせる。
また、戦闘の際に「無銘」と呼ばれた時間遡行軍の一人が遡行軍らしからぬ動きをした疑問も浮上。

一方本丸で留守居役を任された不動は本丸の結界に違和感を感じる。
同じく留守居役の鶯丸は三日月から何かを知らされているようで。


という感じで、前半は三日月の行動、無銘という時間遡行軍、本丸の異変、三日月としか会わない主など、とにかく伏線はりまくり。
ゲームとか舞台の考察での刀剣乱舞あるある的なところもあるので、ファンとしては展開を想像しながら見れるところが楽しかった。
ちょっと予想が当たるところも(笑)

予告で「信長暗殺」とあったので刀剣男士が直接的に手を下すのかと思っていましたが、(最悪そういう事態も想定しての出陣だろうけど)極力歴史に干渉しないよう、自らが手を下すことがないよう振る舞っていて安心。
歴史が変わりそうだから、史実通りとなるよう誰かを殺そうっていうのは何か違う気がするからね。
そしてここでも三日月は疑惑の中心になってしまうところが三日月というキャラの運命なんですかね。
裏切ることはないだろうなと思いつつ、黒幕にしようと思えば全然その方向にも持っていけるので気を抜いては見れない。

基本的にはシリアスに進んでいく中で、秀吉・日本号・長谷部のやりとりが可愛い。
歴史上の人物は結構スタンダードなイメージのキャラ設定かな。
時間遡行軍や刀剣男士を見ても物怖じしない織田信長、コミカルだけれど食えないところのある秀吉。


後半は伏線回収。
三日月が単独行動し信長を安土城へ連れて行ったのは、実は信長が自刃したのは本能寺ではなく安土城だったという隠された正史があるから。
隠された歴史を明かすリスクを考えて、味方にも語らずに単独行動をしていた。
そして、本丸と主の異変は「審神者の代替わり」によるものであった。
代替わりの際に結界が弱くなることが遡行軍に漏れないためにこちらも三日月だけが知っていた。
しかし遡行軍に代替わりが気取られてしまい、本丸襲撃が始まる。
三日月は単独で安土城に残り、仲間を本丸に強制帰還させる。
一人安土城で戦い続ける三日月だったが多勢に無勢で押されるところに、再び仲間が現れ形成逆転。

安土で歴史を守りきり、襲撃が続く本丸へ帰還する刀剣男士。
戦いの最中、「無銘」が正気を取り戻し刀剣男士の倶利伽羅江の姿となり加勢し、無事に遡行軍を撃退する。
そして本丸には新たな審神者が就任。

最後に映画刀剣乱舞のサブタイトル「継承」が明かされる。


審神者の代替わりがまさに「継承」。
三日月が代替わりのことを秘密にしていたのは単に本丸襲撃を懸念してというより、審神者(おじいちゃん)のとの今までの繋がりがあるように描かれていた。
おじいちゃん審神者が何歳のときに三日月と出会っていたのかわからないけれど、じじい同士~という会話があったりして、他の男士以上の結び付きを感じる。

おじいちゃん審神者の「過去を守るだけじゃない。生き残り明日を守ることも歴史を守ること」(意訳)という台詞が印象的。
命がけで過去を守ることも大事だけれど、それだけが刀剣男士の役目じゃない。
生き残るという選択をしてほしい、自分が残した明日を未来を守ってほしい、次の審神者のそばにいてほしいというおじいちゃん審神者の願いが込められている。

新しく就任した審神者は幼い女の子。
皆と遊んだり、三日月におんぶされたりしてるのが可愛い。
私も本丸で刀剣男士に囲まれながら育ちたかった!!
けどこの幼い子が自ら審神者になったようには考えにくいし、きっとこの子は自分の意思とは関係なく一人本丸に連れてこられたのかなと思うとなんだか複雑。
そりゃおじいちゃん審神者も、近侍でずっと自分と本丸を支えてくれた三日月に、これからの審神者を支えてほしいと願っちゃうよ。

隠された正史設定は面白かった!
歴史IF大好きなので良かった。
でも、本能寺で生き残ることは隠されていたとしても正史なのに、なぜ歴史改変と判断されたのか。
公の正史から外れることが歴史改変になるのか、そのあたりは劇中で投げ掛けがあった「正しい歴史とは」になるんだろうな。
出陣の理由は、時間遡行軍が関わっているから現状正史通りでも現場に行って見届けなければならないというところ?
三日月と審神者の作戦を立てていたときのやり取りが知りたい。
薬研は焼かれたときにどこで信長が自刃したかという記憶が曖昧になっていたという話があったけど、信長を本能寺の抜け道から逃したのが蘭丸なのに不動は落ち延びた正史を知らなかったっぽいのが少し気になる。

そして信長にとっての「正しい歴史」とは。
どのとうらぶ作品でも言えることだけど、刀剣男士や審神者にとっての正しい歴史は未来から見た過去だけれど、今生きてる信長のにとっては歴史はこれから作るものであるから「正史通りに動け」といわれてもそれは理不尽に聞こえるよなというのを改めて思う。

そして倶利伽羅江の登場。
今後ゲームで新刀剣として出るのか!?
中盤で一度正気に戻りかけたり、他の遡行軍とはビジュアルが違ってたりしたので、刀剣男士かなぁという予想はできた。
刀剣詳しい人は、明智の刀・龍の彫り物が出たあたりでどの刀剣かという予想もできたのかな。
なぜ刀剣男士が遡行軍として操られていたのかあたりまでは触れられず。
銘があるから刀剣男士、というような言い回しなところが気になるというか、遡行軍は無銘の刀なのだろうかと思うと少し切ない。
(名前を持つと姿かたちがはっきりするというのは刀ステの「鵺」でもあったなぁ)


メイン刀剣男士ざっくり感想。
▼三日月
ミステリアスで美しく、でも話す言葉はとても人間に寄り添っている。
見た目は神様だけれど中身はとても人間的で、刀ステとは別本丸・別の三日月だけれどやっぱり鈴木さんの三日月は魅力的。
信長と話すときの言葉遣いが美しい。
最初の対面のときに、「御前を騒がしまするが…」ってとてもなめらかに、いつもの物腰柔らかな感じに言うのが最高に三日月の美しさを倍増させてた。
映画本丸でも辛い部分を背負ってしまっていて、もっとのんびりおじいちゃんしているところが見たい。
▼山姥切
ステ本丸よりネガティブな印象。
あまりコミカルなシーンがないせいか?
写しだから、主の命だからといろいろ割りきっているタイプの山姥切な印象。
▼長谷部
信長絡みだから大丈夫かなと思っていたけど、そのあたりはもう割りきれてそうなタイプの長谷部。
一度「下げ渡された~」という台詞があったけど、信長に対しての恨みや嫌味はあまり言わない。
どっちかというと主に会わせてもらえないことがストレスっぽくて可愛い。
メンタルケア博多を!と何度も思った。
▼日本号
長谷部に直接的に助言することはないものの、ずっとそばにいてくれる。
内番服(寝起き?)のまま現れるなど、いい意味でゆるいおじさん感があった。
▼不動
精神的にも戦闘力的にもレベルが高そうな不動。
蘭丸の死に対しては辛そうでありながら、行動には移さず耐えるところが切ない。
留守居役を言い渡されて不満げだったけれど、ちゃんと本丸を守ってて・・・えらいよって褒めてあげたくなる可愛さ。
▼薬研
安定の男前、ブレない。
短パン・太もも・ハイソのコンボが大画面で見れてしまう喜びと背徳(笑)
上着なしの白シャツ姿が眩しい。
▼鶯丸
しっかりしていて、気配りもできる、安心の留守居役。
きっとカンストしたから本丸待機なんだろうなぁと思わせる強さと古参感がある。
▼骨喰
物語中盤での顕現したので刀剣男士としての意識がぼんやりしていてそれが儚げ。
「どうして歴史を守らなければならないのか」という単純な難問を投げ掛けてきて、よいスパイス。

そして、最後に粋なサプライズが!
遠征部隊も帰還しての新たな審神者とのご対面のシーンで、他の刀剣たち(しかも刀ステキャスト)が登場。
ビジュアルに載っていないキャラが出てきたら面白いなーとか思ってたのがまさか本当に出てくるとは。
本当に短時間だったので目が追い付かなかった、もっとじっくり見たい。

アクションシーンは、映像のアクション見慣れてないからかカットの切り替えとかについていけない。
繰り返し見ないと追い付けなさそう。
ネタバレした状態でも見てみたいし、リピートしたい。

そのほか諸々箇条書き。
・ちょっとだけど防具オフでお茶請けをつまむシーンが。
防具なしの姿は新鮮、衣装替えの時間とか気にしなくていいから映画ならでは。
つい何のお菓子があるか見ちゃう、おせんべいとカステラとおまんじゅう?だったかな?
不動のまわりには空の甘酒が。(本能寺後なので。。)
・三日月が終盤に飲んでた回復薬的なものが小瓶に入ってて可愛いのが羨ましい。
ウチでは団子とかお弁当とか兵糧丸なのに。
・過去へ飛ぶ方法は本丸によっていろいろね、映画は活撃本丸さんと似てた。
水晶のような玉を使って、ぶわっと桜吹雪に包まれながら転送。
出陣の祠の四隅に、等身高くなったこんのすけの像があって可愛い。
・この本丸の初期刀について。
初期刀が誰ということは劇中では出てこなかった?
まんばちゃんはわりと淡々と任務をこなす感じで、あまり初期刀っぽくない?印象。
初期刀よりも近侍が重視されているような感じだからかな。
今回の部隊にまんばちゃん入ってるけど、もしかしたら初期刀じゃないのかもとも思った。
遠征部隊に歌仙がいたから、歌仙初期刀本丸だと嬉しいな。
展開されてるコンテンツの中で歌仙が初期刀の本丸はまだない?し。
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