2012/09/04 (Tue) 勿忘草弐。

「新撰組黙秘録　勿忘草　弐　沖田総司」聴きました！
前作の斎藤さんもすごく良かったのですが、今回の沖田さんもかなり気に入りました。
というか、私は沖田さんの方が好きかな、ストーリーとかキャラとか含め。

そして、発売日のオリコンアルバムデイリー10位！
おめでとうございます！

【CD1枚目】
始まりは池田屋事件で両親を亡くした主人公は新撰組で下女として働くことになるところから。
そして、事件の際に倒れた沖田さんを心配した近藤さんらの命により、沖田さんの世話係もすることに。
沖田さんは最初のうちはホントに主人公のことを疎ましがって、世話係をやめてほしいと結構キツく言ってきます。
でも、基本敬語（ときどきタメ口）な喋り方だし、達央さんも高めの声なので私的にはそこまで辛くはなかったかな。
いじめられてるのか、からかわれてるのか、嫌われてるのかよくわからない感じで嫌味やらなにやら言われますが、それもむしろ楽しくなってきます←
殺されかけたりもしますが←
それでも沖田さんの世話係をやめない主人公の健気さが可愛かった(･ω･*)
そして、1枚目のラストが、もう泣きましたね。
縁側で沖田さんと月を見るところから始まるんですが。
綺麗な月の元で死にたい、というようなことを言ったりするんですよ、この人。
で、沖田さんは部屋に戻っていくのですが、死について話した後で不安になった主人公は沖田さんの部屋についていくことに。
そこからさらに沖田さんの本音というか弱音が出てくるんですよ。
沖田さんのお話ってことで労咳に重点を置いた話になるだろうなとは思ってたけど、そこにさらに近藤さんや土方さんのために戦いたいって気持ちがプラスされるとホントに辛い。
江戸にいたときからずっと近くにいた大切な二人のために戦いたいのに、守られる側になること。
そんなことないとわかってるのに、戦えないことで疎まれることになるんじゃないかという不安。
そんなことを主人公に話してくれるんですよ。
もう涙がとまらないし、そんな話をしてくれるからますます好きになるじゃないですか。
で、そんな話をしてくれるくらい沖田さんも主人公に好意を寄せてくれているわけで。
好きな子と部屋に二人っきりというわけで、沖田さんは主人公にキスするんですが主人公はびっくりして逃げてしまって。
で、一人になった沖田さんのセリフがまた、切ないんですよ｡
ホントにここの話良かったです、このCDで一番好きかもしれない。

【CD2枚目】
夜、稽古をしている沖田さんの元へ主人公はおにぎりを差し入れに。
「食べたりない」という沖田さんに、主人公が食べられかけるのですが、そこでの言葉がすごく冷たい。
その言葉に主人公は稽古場を出て行ってしまうのですが、その後に沖田さんに「それでいい」とつぶやくんです。
自分は病気で先が短いから自分といても幸せになれない、だからわざと主人公に嫌われようとしての態度だったと。
でも、咳き込む沖田さんの元に主人公が戻ってきてしまいます。
どんなにひどいことをされようが、言われようが、それでも沖田さんが心配で戻ってきちゃう主人公はホントに沖田さんが好きなんだなって、私的には好感持てたし共感できたなー。
で、わざわざ遠ざけた主人公が戻ってきてしまったのですから気持ちをもう抑えることが出来なかったという感じで。
色のシーンになります。
どんなに好きになってくれても沖田さんのSッ気は変わることなくｗｗ
ここでも発揮されるわけなのですが、物理的にSというか若干病み？っぽい感じの行動にも出たり。
私はCDで聞く分にはこういうことも平気なので、沖田さんの愛（若干歪んでますがｗ）とかいろんなことに対する不安とかの表れなのかなーと全然大丈夫だったのですが。
もしかしたら好き嫌い分かれるかもしれない？ですねー。
最後は主人公が寝て（と言っていましたが気を失ったのかな？）しまうのですが、また沖田さんがこっそり本音を漏らします。
そして後日。
相変わらず主人公をからかって遊ぶ沖田さんｗｗ
でも前半とは違って優しさがプラスされてるような(･ω･*)
最後は沖田さんの独白で終わります。
新撰組の行く末を見届けたかったこと。
大切な人の幸せを祈ってること。
きっとホントは、新撰組の最後の最後までついていきたかったと思うし。
幸せは祈るだけじゃなくて、自分が幸せにしてあげたかったと思う。
そう思うともう、ホントに切ないし辛いし。
そしてホントに沖田さんの優しさがたまらなく大好きになる、そんなお話でした。