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徒然なる朧月夜

アニメ・漫画・舞台・ラジオなど、趣味について気まぐれ更新。

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「舞台 刀剣乱舞 悲伝 結いの目の不如帰」行ってきました。

6/3夜の明治座公演と、7/21夜の青年館公演の計2回行くことができました。
集大成ということで情報量も多く、なかなかまだ頭が追いつかないのですが、文章にしがなら整理したいと思います。
ネタバレ全開ですのでご注意を、あとバカみたいに長文です。


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※細かい時系列は間違っているかも。

物語の始まりは今までの公演同様に歴史上の出来事、今作は足利義輝が討たれる「永禄の変」からの始まり、オープニングの曲へ。
オープニングでの驚きは何と言っても、不動と長谷部の修行姿!!
旅立ちをオープニングでサラッと入れてきたことも、二人同時ということにも驚いた。
オープニング明けは日常パート。
三日月に手合わせをせがむ大包平が可愛いし、三日月と鶯丸が茶飲み友達なのも可愛い。
三日月と大包平が並んだときの身長さも相まって、おじいちゃんと孫みたい(笑)
本来は二振りとも太刀なのでそんなにサイズ差は無いのかもしれないけれど、これはこれで可愛くて良かった。
三日月が食べちゃった山姥切のおやつは日替わりっぽい。
6/3はプリンだったかな、7/21は三色団子になってた。

ところ変わって厨では・・・流れてくる光忠クッキングのBGM(笑)
割烹着姿の歌仙が可愛い!!似合ってるよ!!
「戦うより料理をする方が合っているかもしれない」とこぼす光忠に、「君は包丁ではない。刀の本分を忘れるな」と諌める歌仙。
文系で雅を愛するといいつつも、刀であることを忘れないところは実戦刀として使われてきた歌仙らしい。
そしてこういうことをずけずけ言っちゃうところもまた歌仙らしい。
「燃えたことで記憶に穴がある。大切なものを忘れている気がする。」と言う光忠はちょっと落ち込みモード。

合間合間で、修行中の長谷部と不動の様子も。
長谷部は湯浅直宗(で合ってるかな?)の元に身を寄せているよう。
通常服で畑仕事をしているのに少し笑ってしまった、ストラ地面に擦ってるよ!
そして、信長が義輝を真似て刀集めをしているという話題になり「直臣でもない者に下げ渡された刀があった」と自ら話を振っていく長谷部にはらはらする。
けれど湯浅様は「信長様は黒田様を高く評価している。だからこそ大切なへし切を渡した」と返す。
信長の真意はわからないけれど、大切な刀だったからこそという捉え方もできるというところで、長谷部の曇りが少し晴れた感じがしてホッとした。

一方、不動は蘭丸の弟の元にいるよう。
買い物の途中で甘酒につられそうになりつつも(可愛い)、酒に逃げないと決意を改める。
皆が信長の天下を信じている中、それは叶わないと、信長も蘭丸も自分は守ることができないと知っているのが辛そうで、こちらも苦しくなる。
そして「今度こそ大切なものを守る」なんてセリフを聞いたら、審神者泣いちゃうよ。。
虚伝で苦しみながら歴史を守った不動が、さらに今代の主のために強くなりたいと、一歩ずつ自分の気持ちと向き合って成長しているのがとても愛しい。
ウチの不動も極修行に出したくなる・・・!

小烏丸は三日月の様子に何か勘付いている様子で「何かあれば父を頼れ」と声をかける。
が、三日月はひた隠す・・・三日月がどんどん孤独になっていくようで寂しさと不安が募っていく。
鶴丸も過去作からずっと三日月に対してなにかを抱いているようで、「自分に都合の良い驚きだけではない、悲しい驚きも飲み込んでみせる」と意味深な言葉を残す。
ここで今回の副題の「悲」が出てくる、「悲しいとは心に非ず」。

各時代では、時間遡行軍との戦いが続いている。
その中で足利義輝の刀が寄り集まって生まれた敵、「鵺」と接触する。
敵として倒さなければならない存在であるはずの鵺を逃がす三日月。
とうとう来てしまったかと・・・三日月の伏線回収の物語。
そしてそんな三日月の姿を目撃してしまった燭台切。

軍議で鵺の話題が上がるも知らぬ顔をする三日月に不信感を強める燭台切。
燭台切の様子がおかしいことに気づき、声をかけるタイミングをめっちゃ計る歌仙可愛すぎ。
刀ステ本丸さんの歌仙は「初期刀じゃない歌仙」感が出てて良い。
きっと初期刀だったらもっと皆と仲が良いし、オカン的にスマートにいろいろお話できそうだけど、後から顕現した歌仙はきっとこんな感じだろうな・・・という不器用さがイメージ通り。

明かされた三日月の正体は「結いの目」。
時間の円環の中に閉じ込められている三日月は、時間の流れを絡ませてしまう。
過去作の上演のたびに、三日月ループ説の可能性は上がっていたのでやっぱりか・・・という感じ。
そして「結いの目」を辿り、時間遡行軍が本丸へと侵攻を始める。

本丸襲撃、肝が冷えた。
撤退という選択肢の無い戦闘、怖すぎる。
三日月・山姥切(と修行中の2人)以外は全員真剣必殺の総力戦。
真剣必殺状態で長時間戦ってるから、折れないで!!とヒヤヒヤした。
燭台切@東さんの殺陣も、作品ごとに“斬ってる”重みが増してるようで良い。
歌仙の殺陣は変わらずパワフル(笑)
一撃で仕留めていくようなパワーと切れ味の良さが伝わってくるし、キメの胴切りとか最高。
まんばちゃん@荒牧さんは足の手術からの復帰作でしたが、全然感じさせないいつものまんばちゃんの立ち回りでした、本当に復帰おめでとうございます。
まんばちゃんとして帰ってきてくださってありがとうございます。
小烏丸@玉城さんは殺陣の経験も長いので安定のクオリティ、久しぶりに見れて嬉しかった。
鶯丸はさらりと戦いつつも、よく見るとトドメの刺し方がエグかったりして最高。
大包平@加藤さんはあんまり刀扱うのに慣れてなさそうで、顕現したての大包平って感じ。
刀(本体)が、本当に博物館で見た大包平と同じような反りの深さと長さのある刀で扱うのが難しそう。
敵との間合いが近いような?気がしたので、もっと間合いを取ったほうが長身を活かせるのでは・・・と言うのは簡単だけど、実際に殺陣をやるのは大変なんですよね。

本丸が襲撃された瞬間の「主を守らなくては!」というセリフを聞いて、刀剣たちにとって主とはどんな存在なのかなーとぼんやり考えたけれど、自分を使ってくれる存在を守りたいという道具としての本能な気がする。
やっぱり刀剣男士は神様というより道具の側面が強い感じ。

そして刀ステ本丸さんの審神者様の登場にも驚いた。
顔は隠されていて、直衣?のような(遡行軍の薙刀みたいな)服装でカッコいい。
敵に囲まれ絶体絶命・・・のところで不動、長谷部の帰還。
いいところで帰ってくる!!こういう演出大好き!!
不動の、長谷部をおちょくるときだけ「へし切」呼びにしてるところが可愛い。
なんだかんだ仲良くやってるんですよね。
不動の殺陣にバック宙が入ってたのが「椎名さん演じる不動」らしい。
二人の活躍もあり、誰も折れずに遡行軍を撤退させることに成功。
が、三日月とそれを追う骨喰と大般若も本丸から姿を消す。

三日月たちに協力を断られた鵺は、自分だけが義輝を守ることを決め、義輝は鵺に「時鳥」の名前を与える。
名前を与えられたことで、寄せ集めの覚束ない存在だった鵺が一固体として確立されるシーンが大好き。
「名前」が力を持っている設定にとても惹かれる。

一方本丸では山姥切が過去の三日月の言葉を思い返す。
自分達は何と戦っているのかに対する、「歴史を変えようとする者」という答え。
この本丸には大きな試練が来ること。
三日月は本当に自分達を騙していたのか?
真意を確かめたいと思っているところに、政府から三日月刀解の指令が下される。

三日月の刀解を確実にするため、そして会って真意を確かめるため出陣することに。
そして「永禄の変」での遡行軍との戦闘が開始する。
山姥切と歌仙が共闘するシーンが入っていたのが嬉しかった!初期刀組!
伊達組は義伝の黒甲冑と再戦・・・まさかの再登場に驚き(笑)
鵺は殺陣が少し三日月に似ていたり、三日月のセリフを言ってみたり。
ただ真似をしているだけなのか、どこかで三日月から影響を受けたのか・・・汲み取れなかった。

途中スロー演出があり、それぞれキャラの立ち回り・・・からの満を持しての山姥切の真剣必殺。
なんか、本当に集大成なんだなぁという感じがすごい。

歴史改編は免れ、義輝は最期を迎える。
そこに居合わせた骨喰と大般若。
大般若、本当に良かった・・・まず声と喋り方が三木さんの大般若にとても近い。
ずっと骨喰を心配してそばにいてくれる彼氏力の高さ・・・。
ゲームのイメージそのままでカッコよかった。
義輝から何処の誰とも分からぬ者に首を取られるくらいなら、愛した刀に殺されたいと介錯を頼まれる骨喰。
介錯のシーン、舞台映えということで座る義輝の真後ろに骨喰・・・ということなんだろうけど、介錯なのに横に切るのはちょっと違和感があったかなぁ。

そしてクライマックスは三日月との物語。
再会した三日月に真意を問うも、刀なのだから刃で語らおうと三日月対全員での戦闘。
それでも三日月に勝つことはできない・・・三日月はどれだけこの世界をループし、強くなってきたのだろう・・・。

結いの目の影響?なのか時空に裂け目が起こり、飲み込まれる山姥切。
そして小烏丸と共にたどり着いた果てで、三日月と再会する。
刀解の影響を受けた白い三日月・・・とても神様感・・・。
(でも布が薄くて?後ろからの光でシルエットが透けてたのが残念・・・)
「三日月は何と戦っているのか?」という問いに「いづれ分かる」と答える三日月に今作最大の疑問符。
ここで刀ステは一区切り?なのに「いづれ」とは?
結局、三日月が「結いの目」になった原因などは分からず・・・そこはスッキリしない。。

紅白戦以来の一騎打ちの末、山姥切の首に刀を突き立てる三日月。
しかし、刀解に抗いきれず姿を消す。

そして数日後?的な日常へ。
三日月刀解という仲間を失うこととなったのに、みんな普通にしているのに違和感。
ラストシーンで三日月が顕現。
これはこの時間軸での顕現(ループから抜け出した三日月なのか?それとも別なのか?)か、それとも最初に顕現したときの過去の回想なのか・・・。
解釈がいろいろできそうで悩み中。
ループから抜け出した三日月ならみんなが普通の日常を過ごしているのも少し納得だけれど、ループを脱する手立てが明確になっていないのでその可能性は薄そう。

エンディングは虚伝の「勝鬨の歌」、懐かしい。

過去作に登場した刀剣の名前が出てきたり、山姥切の真剣必殺が出たり、三日月刀解があったり、集大成(最後)の雰囲気は満載だけど、伏線回収としては・・・想像にお任せします?なところが多くちょっと物足りない。
三日月が結いの目となる理由、三日月が何と戦っているのか。
何より、三日月が円環から抜け出せずにまたあの世界をループしていることを思うと切ないので、ハッピーエンドがほしい。

あと印象に残ったのは、三日月の、歴史は起こったことの上に成り立つから改編することも守ることもできないということ。
これもこの物語の伝えたかったところなのか?
起こったことの上に歴史ができるなら、改編された事象も歴史の一部となる。
後世から見たら、起こった出来事が正史=改編は実質起こっていない。
ループする中で三日月は何を見ているのか。
自分達が守っている歴史は本当に正しい歴史なのか。

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